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    ピンサロの女の子に恋をして

     一泊旅行に誘った

     行きの電車の中

     「私のひいお婆さんは被爆者なの」と彼女がいった

     私は生返事をした

  

     翌日 鳥島に渡った

     崖の上の台地に海鳥が一杯巣を作っていた

     上空にも海鳥がいっぱいだ

     女の子は卵を一つ手にとって抱えた

     「ねえ 私が抱いたら奇形の雛が生まれるかしら?」

     「そんなことはないさ」と私は答えた

  

     突然 爆音がしてヘリコプターが島の近くを通っていった

     軍用ヘリだ

     私は一抹の不安を覚えずにいられなかった

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